生きがいとは

「○○したい」と思うことは、生きるモチベーションの一つ。

欲求がなくなってしまったら

不遜ながら、生きることがつまらなくなりそう。

そんな「欲求」について学ぶ機会を、先日得ました。

それは、今流行の(?)「働きがい」という仕事の面でしたが

もちろん仕事だけでなく、人生全般に共通することです。

まずはベーシックな欲求から。

基礎要因には

●生存欲求

●安全欲求

●衛生欲求

が上げられます。

仕事面で言うと、

生存欲求とは、例えば「生活できるだけの給料」が欲しい。

安全欲求とは、

例えば「危険な仕事ではない」「危険な仕事であっても安全対策がなされている」」欲求。

衛生欲求とは、例えば「病気にかからない環境」の欲求。

でもこの基礎要因だけでは、働くモチベーションを高めることはできません。

また、この基礎要因が満たされないと、仕事を辞めたいという気持ちが高まってしまいます。

おそらくこの「基礎要因」は、働くための最低限の条件だからでしょう。

 

では

働くモチベーションを上げる「働きがいの要因」とはなんでしょうか。

それが次の5つ

●成長欲求・・・しっかりと成長したい

●意義欲求・・・意義ある仕事がしたい

●構成欲求・・・仕事の構成メンバーとして認められたい

●貢献欲求・・・社会やお客様や会社に貢献したい

●熱中欲求・・・仕事に熱中したい

この5つの欲求が満たされると

働きがいが実感でき、高いモチベーションが持続できる。

全部満たされなくても、仕事を辞めようとは思わなくなる。

 

この話を聞いていて、以前学んだ

「マズローの欲求5段階説」を思い出しました。

それは

生理的欲求

安全の欲求

所属と愛の欲求

承認・尊重の欲求

自己実現の欲求

生理的欲求だけではだめで

その次の「安全」「愛」「承認」「自己実現」の欲求が満たされないと

人は不安や緊張を感じると

マズローは説いているのです。

 

つまり、マズローの5段階欲求は「生きがいの要因」であり、

それはイコール「働きがいの要因」なのですね。

 

これは、現代の平和な日本に生きているからこその

贅沢なのだと思うのですが、

生活の保障と安全の確保は

「生きる」「働く」ための最低限の条件で、

愛されたい、とか、認められたい、とか、人の役にたちたい、とか

そんな欲求があるから、働くし生きる。

だからこそ

愛されてない、認められてない、と感じたり

私って何のためにいるんだろう、と危惧することは

本当に辛く、下手をすれば

この世からいなくなりたいとさえ思ってしまう。

でもこれは

人間の当然の反応なのかもしれません。

 

参加したセミナーは「働きがい」についてだったので

社員の働くモチベーションをあげるために、

社員の満たされない欲求を分析し

その欲求を満たす方法を考えて、実行しよう

と言うことでしたが

これは仕事だけのことではなく、人生においても同じ。

自分も、自分が毎日充実した思いで生きられるよう

客観的に「生きがいの要因」が満たされているか、

どの項目が満たされていないか

チェックしてみる。

そうすると、自分の本当の欲望さえも

浮き彫りになってくるかもしれません。

店長松村恭子

私が書いています

松村恭子
1966年11月山口県生まれ。丙午のさそり座で、超気性は激しいはずですが、実際は…?

2009年よりながいきや本舗店長として、たくさんのお話をお伺いしています。

また、TCマスターカラーセラピスト、食育指導士としても活動しています。

家族は旦那。夫婦二人を謳歌中です。
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